内容説明
最後の職場となった東京慈恵会医科大学医学部看護学科を3年前に定年退職し、この機会に学会等の役職からもすべて離れて、著者は全くの自由の身となった。このたび、50年の間に蓄積された子どもの看護への想いをまとめてはとのお勧めをいただき、これまで心ならずも堅い論文ばかり書いていた過去からやっと解放されて、ここに長年の小児看護への想いを綴ることになった。本書に書かれたものは、子どもを愛したひとりの看護婦の50年の軌跡である。子どもの看護への想いの中に点在する、次の世代の看護を担う人たちに寄せる思いを汲み取っていただければ幸いである。
目次
子どもの身体の清潔を考える
小児看護の技術を考える
子どもと衣類
子どもの食事の変遷
子どもと遊び
母親への想い
母親の付き添いと面会
子どもの長期入院を考える
子どもの感染症の変遷をたどる
悪性腫瘍の子どもたち〔ほか〕
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