内容説明
戦争の犠牲者は、死者や負傷者だけではない。心が傷ついた人々もまた戦争の犠牲者なのだ。戦争によって生じた心の傷がいかにシリアスな影響をその人の人生に与えるか…『グレート・ギャツビー』『日はまた昇る』『ライ麦畑でつかまえて』など7人の作家による13の作品を精読しながら考える。
目次
序 戦争PTSD(PTSD;PTSDの診断基準;PTSDとシェイクスピア)
第1部 南北戦争(南北戦争;アンブローズ・ビアス;スティーブン・クレイン)
第2部 第一次世界大戦(第一次世界大戦と米国;戦争による神経症(シェルショック)
ユージン・オニール
シェルショックの実情
F・スコット・フィッツジェラルド
アーネスト・ヘミングウェイ)
第3部 第二次世界大戦(第二次世界大戦と米国;J・D・サリンジャー;コーヒーブレイク)
第4部 ベトナム戦争(ベトナム戦争と米国;ティム・オブライエン)
著者等紹介
野間正二[ノマショウジ]
京都府生まれ。大阪市立大学大学院博士後期中途退学。文学博士(京都大学)。元京都府立大学文学部教授(付属図書館長を兼任)、元佛教大学文学部教授(文学部長を兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- 恐怖実話 怪の残像 竹書房怪談文庫