内容説明
中世ユーラシア世界のなかでも特徴ある都市性を持つ京都と首里。これらは、かつて日本と琉球の首都、海の「京都」であった。陸の「京都」に対して、海の「京都」の文化遺産は、どのような歴史と文化を象徴しているのであろうか。
目次
第1章 琉球のグスク―神は嶽・森をつくり、ひとはグスクをつくる
第2章 首里の玉御殿―ひとは、死ぬと、神になる
第3章 京都と首里の環境文化
第4章 北山殿・鹿苑寺の建築
第5章 南禅寺の伽藍とその沿岸―義満の新仏殿造営と伽藍配置の激動
第6章 「京都」と「文化的景観」
著者等紹介
〓橋康夫[タカハシヤスオ]
1946年生。1969年京都大学工学部建築学科卒業、1971年京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。工学博士。1971年京都大学助手、講師、助教授を経て、1995年教授。2010年3月定年退職、4月京都大学名誉教授、花園大学教授、2017年3月花園大学定年退職、6月一般財団法人建築研究協会理事長。2020年3月日本建築学会名誉会員。この間、文部科学省文化審議会委員(2014~2017)。受賞:1994年日本建築学会賞(論文)、2002年建築史学会賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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