目次
第1部 総論(“東アジア”―どのようにみるべきか、どのように作っていくべきか;ライシャワー(Edwin O.Reischauer)と戦後アメリカの地域研究―韓国学の位置を考える
グローバル時代における哲学言説と人文学
近代中国知識人の「東方」―晩年梁啓超の思想的転回を例に)
第2部 近世思想史研究の新視点(十八世紀中期の儒学研究と明代学術の受容;近世日本の儒教儀礼と儒者―「東アジア思想史」のための試論的考察;前期水戸学における神器論の波紋―栗山潜鋒の諸言表をめぐって;十八世紀対馬における「藩」言説―朝鮮における対馬「藩屏」認識言説との交錯を通じて;吉益東洞の医学思想の再検討―「万病一毒」論を中心に)
第3部 変容する知と移動(京城帝国大学法文学部の哲学関連講座をめぐる問題提起―帝国大学との関連性を重視して;近代歴史学と脱植民地主義―植民地朝鮮における「正史」編纂の試み;史料蒐集と“植民地”―『朝鮮史』史料採訪「復命書」を中心に;近代沖縄の内地修学旅行記録を読む―一九一〇年『三府十六県巡覧期』について;須永元をめぐる朝鮮人亡命者支援―甲甲政変関係者について)
第4部 宗教/知識/権力(一九二〇年代後半における「如来教」の“創出”―石橋智信の研究から;植民地期朝鮮キリスト教会の「自立」をめぐる諸相―一九三〇年代の神社参拝拒否問題と「自立」;植民地朝鮮の新宗教と日本仏教―新都内の真宗同朋教会と金銅大道を中心に;「民族心理(学)」と植民統治権力の弁証―東郷実小論
戦後京都における国民教育論の展開と「丹後の教育」の発見)
著者等紹介
桂島宣弘[カツラジマノブヒロ]
1953年生。立命館大学名誉教授、日本思想史
長志珠絵[オサシズエ]
1962年生。神戸大学大学院国際文化学研究科教授、日本近現代史、ジェンダー史
金津日出美[カナズヒデミ]
1968年生。立命館大学文学部准教授、日本近代史、東アジア文化交流史
沈煕燦[シムヒチャン]
1980年生。圓光大学校東北アジア人文社会研究所HK研究教授、日本近代史、史学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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