目次
第1部 研究の理論と枠組み(パシフィック・ヒストリーに向けて―アメリカにおける研究動向を中心に;アメリカ合衆国における「ジャパニーズ」の類型化―トランスパシフィックなエスニシティ理解のために)
第2部 国際政治の動向と日本人移民(誰が移民を送り出したのか―環太平洋における日本人の国際移動・概観;「文明国標準」の南洋観―原勝郎『南海一見』を中心に;バンクーバー暴動再考―環太平洋の国際動静と日本人移民)
第3部 北米大陸と太平洋島嶼部における移動と生業(太平洋をめぐるニシンと日本人―第二次大戦以前におけるカナダ西岸の塩ニシン製造業;和歌山県太地とカリフォルニア州ターミナル島をつなぐ同郷ネットワーク;戦前のハワイにおける水産業の発達と日本人漁村の生活;南洋群島における沖縄県出身男性移住者の移動経歴;ニューカレドニアの日本人移民社会―1930年代から日米開戦までを中心に;南太平洋の地域開発における日本人移民―マカテア島を中心に)
著者等紹介
米山裕[ヨネヤマヒロシ]
立命館大学文学部教授。カリフォルニア大学ロサンゼルス校歴史学部博士課程論文提出資格取得。文学修士。専門はアメリカ史・日系移民史
河原典史[カワハラノリフミ]
立命館大学文学部教授。立命館大学文学研究科地理学専攻博士後期課程単位取得退学。文学修士。専門は歴史地理学・近代漁業史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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