内容説明
閉塞の時代において革新が再生するために何が必要か。著者が人権や民主主義の新たな傾向や組織論を踏まえ世に問う話題の書。
目次
第1部 革新の再生と成熟社会論(成熟社会再論―革新の再生のために;成長社会から成熟社会へ―市民社会・参加・責任;成熟社会―新たな革新運動の課題;成熟社会のモラル―二つのモラルを考える)
第2部 貧困・格差とまちづくり(格差社会における労働と教育を考える―社会関係性の視点から;貧困・格差問題とまちづくり―人権擁護運動の新たな展開のために;人権要求の新たな形態とまちづくり;成熟社会における正義―正義論の現代的意義を論ず;国民的なものから普遍的なものへ―グローバル化と人権、正義の普遍化)
第3部 組織と大学(大学は本当に社会的責任を果たしているか―第三者評価よりもまずステークホルダー論を;第三者評価からステークホルダー論へ―国民のための大学のために;大学における教養教育と哲学の可能性)