目次
第1部 グラムシの知的な生い立ち(リソルジメントから第1次世界大戦へ:初期のグラムシ;「ヨーロッパの屠殺場」、革命、ファシズム、「批判的共産主義」へのグラムシの共感;客観的な矛盾と人間の実践:グラムシとネオ・イデアリズモ)
第2部 マルクス主義とグラムシの「批判的共産主義」(近代の正当性とその批判―グラムシ、マルクス、20世紀マルクス主義;国家の死滅か?ユートピアを抜け出た共産主義)
第3部 困難な解放:グラムシとイタリアのエリート主義、「西欧マルクス主義」(プロレタリアの遺産とブルジョアの妙薬:長期にわたる対決;グラムシは「西方マルクス」の代弁者か?)
著者等紹介
福田静夫[フクタシズオ]
1932年、岐阜県に生まれる。名古屋大学大学院博士課程単位修了。日本福祉大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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