内容説明
革新的ハリウッド映画論。修正主義に至る西部劇の変容史、スワッシュバックラー映画の政治的保守性、男性映画としてのメロドラマ…ジャンルから繙く、ハリウッド映画の構造と歴史。
目次
序 ジャンルの映画あるいは映画のジャンル
第1章 西部劇映画―荒野と文明の緩衝地帯
第2章 道化喜劇映画―災厄を克服する超人たち
第3章 スワッシュバックラー映画―荒唐無稽な政治アクション
第4章 ミュージカル映画―地上の楽園
第5章 ファミリー・メロドラマ映画―理想が現実を凌駕するとき
第6章 ギャング映画―アメリカン・ドリームの隘路
第7章 スクリューボール・コメディ映画―常軌を逸したすばらしい女性たち
第8章 恐怖映画とポルノグラフィ―おぞましさのスペクタクル
第9章 ヴェトナム戦争映画―現代史と映画史の課題
第10章 フィルム・ノワール―都会の憂鬱
著者等紹介
加藤幹郎[カトウミキロウ]
1957年、長崎市生まれ。1977年、筑波大学比較文化学類入学。1986年、筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得退学。1987年、京都大学教養部助教授。フルブライト奨学金によって1990‐92年および2002‐03年に、カリフォルニア大学バークリー校、同ロサンジェルス校、ニューヨーク大学、ハワイ大学マノア校客員研究員。1999年、ミシガン大学客員教授。2006年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授(京都大学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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