映画ジャンル論―ハリウッド映画史の多様なる芸術主義

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  • サイズ B6判/ページ数 492p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784892571176
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

革新的ハリウッド映画論。修正主義に至る西部劇の変容史、スワッシュバックラー映画の政治的保守性、男性映画としてのメロドラマ…ジャンルから繙く、ハリウッド映画の構造と歴史。

目次

序 ジャンルの映画あるいは映画のジャンル
第1章 西部劇映画―荒野と文明の緩衝地帯
第2章 道化喜劇映画―災厄を克服する超人たち
第3章 スワッシュバックラー映画―荒唐無稽な政治アクション
第4章 ミュージカル映画―地上の楽園
第5章 ファミリー・メロドラマ映画―理想が現実を凌駕するとき
第6章 ギャング映画―アメリカン・ドリームの隘路
第7章 スクリューボール・コメディ映画―常軌を逸したすばらしい女性たち
第8章 恐怖映画とポルノグラフィ―おぞましさのスペクタクル
第9章 ヴェトナム戦争映画―現代史と映画史の課題
第10章 フィルム・ノワール―都会の憂鬱

著者等紹介

加藤幹郎[カトウミキロウ]
1957年、長崎市生まれ。1977年、筑波大学比較文化学類入学。1986年、筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科単位取得退学。1987年、京都大学教養部助教授。フルブライト奨学金によって1990‐92年および2002‐03年に、カリフォルニア大学バークリー校、同ロサンジェルス校、ニューヨーク大学、ハワイ大学マノア校客員研究員。1999年、ミシガン大学客員教授。2006年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授(京都大学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
映画「ジャンル」を論じるとなれば必然的に大量の作品群と接しなければならない。このように明晰で切れ味の鋭い批評が(主観的な印象論に陥ることなく)成立する裏には膨大な作品研究があるということは僕のような人間でもわかる。西部劇のトポスを「荒野と文明の緩衝帯」であるポーチに求める第1章から抜群に面白い。個人的にはラストのフィルムノワール論が白眉。「濡れた舗道」というトポス、人間不信的な世界観、ヴォイスオーバー演出の意味とそこから明らかになる『黒い罠』のクライマックスの「裏切り」など。とにかく無類に面白い映画本だ。2016/11/17

gu

4
西部劇において家屋のポーチが特権的な空間であるという指摘と、10章のフィルム・ノワール論が特に参考になった。言葉遣いがあまりにも独特なのでこの本大丈夫なのかと何度も不安になったが。2024/02/24

kumabook

2
作家主義的にその個人とその作品のみを論ずるのではなく、ジャンル論として論じていく。ジャンル論として論じる場合、産業の側面や政治的な側面、スタジオや美術・手法も作品に大きく関わってくる。そしてジャンルという観点から見ることによって初めて明らかになる作品同士の連結があり、時代の流れともいうべき社会との深い連動がある。2024/03/24

fritzng4

2
少なくとも12万字増えているらしい増補改訂版。旧版からは章の順番も変わっているが、全体的な印象は変わらない。ハリウッド映画産業が自ら、あるいは後世の研究者がラベリングした、主に30〜50年代ハリウッドのジャンル映画に関する本。誰もが知る「西部劇」というジャンル映画の中で保安官が座る「ポーチ」の機能についての指摘には最初に読んだ際興奮した。しかしこの本の中で一番よくまとまっていて、且つ意義深いのは「フィルム・ノワール」に関する10章の記述だろう。全体に少しノイジーな表現はあるが未だに色褪せない名著。2022/09/10

numainu

2
評価C2016/09/20

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