日時計

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784892571169
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

世界の終わりを告げる声、そして「屋敷」は新世界への方舟となる―傑作長篇、本邦初訳。

著者等紹介

ジャクスン,シャーリイ[ジャクスン,シャーリイ] [Jackson,Shirley]
1916年、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。シラキュース大学卒業。1940年、評論家のスタンリー・エドガー・ハイマンと結婚。1948年、『ニューヨーカー』誌に発表した傑作短篇「くじ」がセンセーショナルな反響を呼ぶ。1965年没

渡辺庸子[ワタナベヨウコ]
1965年、東京都生まれ。法政大学文学部日本文学科(通信課程)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

104
シャーリー・ジャクソンの毒は序盤からも容赦はしません。何故なら「おばあちゃん(ハロラン夫人)が死んでくれたらいいと思わない?」と子供に尋ねる母親というインパクト大の会話で始まるのですから。支配的な老女に支配されている屋敷。そこで冷遇されていたファニーおばさまが啓示を得たことから周囲の静かな狂気が顕になる。恐ろしい子供であり、自らの支配権を得るために外へ出たがっているファンショーと外の世界が汚らわしいと分かっていても他者と共に自由になりたいという望みを持つようになるジュリアとの会話が一番、しんみりしてしまう2018/08/07

りつこ

46
意地の悪さと乾いたユーモアのバランスが絶妙だ。誰も彼もグロテスクなほど自分勝手でそれを隠そうともせずにぶつけ合う。この屋敷の最年少であるファンシーが放つ「私がおばあちゃんを殺してあげようか」という言葉がこの物語の不気味さと奇妙な明るさを象徴してるような気がする。果たしてこれはどう終息するのか、悲劇なのか喜劇なのか、ドキドキしながらページをめくったが…さすが最後まで意地悪だ。例えばパーティのシーンでエセックスが村人たちに嘘を言って回るようなどうでもいいようなことが後からなんだかジワジワ怖くなる。面白かった。2016/03/11

星落秋風五丈原

39
別の世界からやってくる‘まれびと’によって限定された世界の虚構が暴かれていくのが常道だが、本作の場合は異様さが加速。そしてその異様さが、それなりに外界との接触が持たれているにも関わらず一切破綻せずに閉じられた館の中で深く静かに進んでいく。その静かなる狂気が、ボディブローのようにじわじわと効いてくる。予言されたその時がやって来た時、彼等が世間とどう折り合いをつけるのか。それとも折り合うことなく狂った屋敷で生き続けるのか。どちらの結末を選んでも、彼等が、私達の考える幸せとは全く別の世界で生きるような気がする。2016/02/11

ノコギリマン

38
シャーリイ・ジャクスンの作品で終末ものが読めるなんて、なんて幸せなんだろうか。あいもかわらず出てくるピュアで邪悪な人々が、今回は十二人も出てくるという。濃いよ、濃い。それにしても、シャーリイ・ジャクスンはリジー・ボーデン事件によっぽど魅せられてたんだなー、と思いました。やっぱり好きだわ、作品、全部読みたい。2016/08/30

アーちゃん

35
図書館本。ジャクスンが「魔女」と呼ばれたのが納得できる一冊でした。屋敷の当主は言った端から言葉を忘れる車椅子の老人、その夫人は成り上がりで高圧的な仕切り屋。二人の間の息子は亡くなり(葬儀から物語が始まります)、残った喘息もちの妻と無邪気に残酷な言葉を話す十歳の娘。そして「お父様」から世紀末の予言を受ける、過去に生きる当主の妹と自分勝手な同居人達に、更に押しかけてくる一家と親戚…ともかく碌な人間がおりません。嫌な奴らの群像劇といったところですがついラストまで読みきってしまいました。ジャクスン恐るべし。2017/07/27

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