内容説明
「私は敗けいくさのほうが好きだ。ハッピー・エンドというのが大嫌いだからな」―『荒野の決闘』『静かなる男』『リオ・グランデの砦』『シャイアン』『捜索者』『駅馬車』『わが谷は緑なりき』…サイレントからトーキー、カラーへ―ハリウッドを生きた「映画の巨人」が若き映画人に語り遺した貴重なインタビュー。
目次
1 私はジョン・フォード、西部劇を作る男だ
2 詩人、そしてコメディアン
3 仕事としての作品
4 フォード全作品フィルモグラフィ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
8
図書館本 和田誠装丁だから 面白かった。インタビューは全体の半分くらいであとは作品のリスト。インタビュー部分とリストを関連付けて読むとよいみたい。ドキュメンタリーでアカデミー賞獲ってるんだ!撮影所の下働きの頃ワイアット・アープと面識があり、直にOK牧場の決闘の話を聞いていた!ジョン・ウェインは下働きの頃、ドラマチックなシーンの撮影中と知らず箒で掃きながら写り込んでしまい慌てて逃げ出した。ケネディ大統領の父親は映画会社の社長だった。駅馬車でインディアンがなぜ馬を狙わなかったかについてのフォードの答えが凄い!2016/06/13
Gen Kato
2
『駅馬車』『若き日のリンカーン』『わが谷は緑なりき』『怒りの葡萄』『荒野の決闘』『黄色いリボン』『静かなる男』『リバティ・バランスを撃った男』……大好きな作品ばかりがたちまち浮かぶジョン・フォード。厄介そうなジイサンで、魅力的ですねえ。2016/03/24
囚人13号
0
こんなに無愛想でこんなに面白い本を遺してくれてありがとうフォード。
犬猫うさぎ
0
九藝出版の旧版を読んだ。2022/07/03