内容説明
わたしのまえにだれも立つな―きらめく言葉の宇宙。
目次
愛
あたたかさ
いいわけ
怒り
生きがい
生きる
意識
色気
ウソ
うたう〔ほか〕
著者等紹介
鈴木いづみ[スズキイズミ]
1949年7月10日、静岡県伊東市に生まれる。高校卒業後、市役所に勤務。1969年上京、モデル、俳優を経て作家となる。1973年、伝説となった天才アルトサックス奏者阿部薫と結婚、一女をもうける。新聞、雑誌、単行本、映画、舞台(天井桟敷)、テレビなど、あらゆるメディアに登場、その存在自体がひとつのメディアとなり、70年代を体現する。1986年、2月17日、首つり自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
obb
3
◎おもしろかった フリーだハッピーだと信じていても、実際そうだろうか。 この現実には、フリーでもハッピーでもない要素が多すぎる。 わたしはいきていかなければならないのだ。できるかぎりの錯覚や幻想を駆除して。 感受性が鋭くてしかも元気でいる、というのはむずかしいもんだね。 などなど、はっとするところあり。2014/03/23
eriiiiize
3
私の好きな女。阿部薫とのエピソードをすこしばかり知ってから読むのがおすすめ。なんにせよ、潔い。そして、冷徹な視線。かっこいい。けど、若くして亡くなるのも分かるような疾走感溢れる言葉たち。2013/02/03
aof
2
表紙の写真と、帯の「わたしのまえにだれも立つな」がめっちゃかっこいい。2014/05/20
ルミー
1
いづみは作品全体というより、要所要所の言葉がすごいの。だからこの語録はいづみの良いところだけを収録した、最高のいづみ本だと思う。みんなに配りたい。2016/09/29
花澄
1
男女、酒、ドラッグ、音楽、sex。多くの人は多感な時期に思う悲観やら優越感やら幼稚で面倒臭い感情を年齢を重ねるにつれ脱ぎ捨てていくものなのだがこの人はそのまま全てを抱え込んで天国まで走り抜けていった人なんだろうな~強く見えてとても繊細な女性2015/12/17