出版社内容情報
現代バリ芸術の礎を築き、南洋のダ・ヴィンチ、バリのゴーギャンとも称された異色のドイツ人画家、ヴァルター・シュピース。
その知られざる功績と人物像を、10年に及ぶ取材をもとに描き出す、世界初の本格的バイオグラフィー!
【図版約200点所収】
1930年代、バリ芸術ルネッサンスの中心人物として、当地に初めて本格的な西洋絵画の影響をもたらしたヴァルター・シュピースは、画家であると同時に、写真家、音楽家、舞踊家などとしても活躍、さらには今日バリを訪れる人々を魅了してやまないケチャ・ダンスや呪術劇チャロナランの創作にも関わるといった極めて多才な人物だった。画家ココシュカや映画監督ムルナウ、喜劇王チャップリンにも愛されたシュピース・・・。日本軍の爆撃によって46年の生涯を終えた彼が、神々の島に見た「夢の景色」とは!?
内容説明
現代バリ芸術の礎を築いた異色のドイツ人画家、W・シュピースは、同時に、写真家、音楽家、舞踏家、ナチュラリストとしても活躍する類い希な才能の持ち主だった。画家ココシュカや映画監督ムルナウ、喜劇王チャップリンなどからも愛されたシュピース…。日本軍の爆撃によって四十六年の生涯を終えた彼が、神々の島で見た「夢の景色」とは。
目次
第1章 サウルの月―生誕から抑留、戦後ドイツ帰還までの二十三年間(一八九五年~一九一八年)
第2章 篭のなかのクロウタドリ―ヘレラウ時代からヨーロッパ脱出までの五年間(一九一八年~一九二三年)
第3章 クラトンの宮廷楽長―ヨーロッパ脱出からジョグジャカルタを出るまでの四年間(一九二三年~一九二七年)
第4章 チャンプアンの新居―バリ島移住開始から絵画転換期までの六年間(一九二七年~一九三二年)
断章 彼らの夢の景色―熱帯幻想絵画はいかにして創られたか?
第5章 風景とその子供たち―バリ・ルネッサンス期から投獄までの七年間(一九三二年~一九三九年)
第6章 終わりのない誕生パーティー―最後の楽園での時間から抑留、死までの四年間(一九三九年~一九四二年)
著者等紹介
坂野徳隆[サカノナルタカ]
1962年東京生まれ。独協大学外国語学部英語学科卒業後、ジャパンタイムズ報道部記者などを経て、フリーライター、作家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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