内容説明
横浜でドイツ人技術者からハム・ソーセージの製造技術を伝授された大木市蔵は、外国人に製品を売るかたわら、東大生・農大生はじめ日本中に技術を教え歩きます。消費者に加工品の歴史と技術者・業界の努力を伝える書。
目次
太平洋のかなたに
未来の街―横浜
マーテン・ヘルツ氏との出会い
関東大震災
日本最初のハム・ソーセージ専門店
ハム・ソーセージの種類
帝大の講義と元町工房の人々―食肉加工技術者の育成(1)
賀川豊彦との交流と元町工房の人々―食肉加工技術者の育成(2)
各県での豚肉加工講習会と高崎ハムの六十年―食肉加工技術者の育成(3)
横浜・元町と市蔵さん
戦争とソーセージ
戦後の市蔵さん
魚肉ソーセージ
渡米とさらなる前進
叙勲
市蔵さんの残したもの
著者等紹介
増田和彦[マスダカズヒコ]
1945年、千葉市に生まれる。1968年国学院大学文学部文学科卒業
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