内容説明
成人障害者が、自立して安心して地域で暮らすためには…意思決定支援、能動的訪問支援、家族への支援、政策、第三者チームづくり、支援者育成、つながりの場、支援付き住まいの確保…知的障害のある人を中心に、200以上の実例から現実を探り、根っこの問題を明らかにする。
目次
第1部 現代の家族による障害者殺しと隔離・監禁・苦悩(家族による障害者殺しの実例とその要因―知的障害のある人を中心に)
第2部 「ふつうに生きたいんや」―障害者の居住場の現実(障害者の暮らしの現実の一端―知的障害のある人を中心に;障害者の居住場の模索―知的障害のある人を中心に)
第3部 「わからへん」―障害者の意思決定支援(障害者の意思決定支援―意思決定の入口の支援 知的障害のある人を中心に;障害者のオーダーメイド個別支援―当事者をどう受けとめどう支援していくか 知的障害のある人を中心に)
第4部 「ここをこうしてほしいんや」―公的支援の実現ときょうだいの役割(公的支援の欠如と問題の解決―知的障害のある人を中心に;きょうだいが当事者にできる支援―知的障害のある人を中心に)
三面体多層連携構造の共生地域社会を構築するために
付録 排除の論理VS共生の論理
著者等紹介
山下幹雄[ヤマシタミキオ]
1946年、京都市生まれ。1970年、京都大学大学院修士課程を修了(1976年同大学から工学博士を授与)。1970年、通産省電子技術総合研究所(現経産省産業技術総合研究所)に勤務。(1978年、1年間、英国ロンドン大学インペリアルカレッジで招請研究員として勤務)。1991年、通産省電子技術総合研究所退職。1991年、北海道大学工学部に教授として勤務。1996年、ノーベル財団からノーベル賞受賞候補適任者の推薦依頼を受ける。2010年、改組により北海道大学大学院工学研究院応用物理学部門(極限量子光学研究室)に教授として勤務。その間、中国天津大学及び、北京大学非常勤講師、立命館大学客員教授も兼務。2011年、退官。現在、北海道大学名誉教授、公立千歳科学技術大学客員教授、京都光技術研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Natsuko