目次
1章 ちょっと気になる子の理解(困った行動について考えてみましょう;子どもにはどう聞こえているのかな? ほか)
2章 子どもを支える配慮と工夫(目で見てわかる支援;わかりやすい話し方)
3章 こんなときどうすればいい?(登園しぶりがあるとき;朝のお支度ができないとき ほか)
4章 つながりの中で育てる(保護者と協力するために;子どもをめぐるシステム)
著者等紹介
中川信子[ナカガワノブコ]
言語聴覚士(ST)。1948年東京生まれ。長年にわたり幼児のことばや発達の相談事業に従事。現在は、東京都狛江市の特別支援教育巡回専門家チームの一員として市内の小中学校の巡回を行っている。子どもの発達支援を考えるSTの会代表、サポート狛江代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じゃがたろう
2
図書館本。著者の豊富な経験を基に、平易な言葉で書かれている印象。文字量も多すぎず、比較的読み進めやすい。「これで良いのかな?」という心配や不安を後押ししてくれる本という印象も受けた。個人的には「気になる子」を13に類型化してくれている点がありがたいと感じた。「一番つながりやすいのは保健師」等と具体的な記述がある点もわかりやすいと感じた。2024/06/17
京
1
巡回指導の先生による園の先生向けの本。ちょっと気になる子の困った行動を、感覚統合の未熟さと環境の問題点の視点から理解し、個々の解決を探るための手順を示す。その視点や環境は他の園児にもメリットがある。感覚統合の説明が簡潔にまとまっていて読みやすい。姿勢の悪さは目の使い方が関係しているなど興味深い。後半、保健師や保護者などとお互いの立場を理解し、協力関係を築くための知識や考え方。こんなことまで園の先生は考えているのかと本当に頭が下がる。私は保護者だが、先生の視点も得られて視野が広がった。2020/08/01