出版社内容情報
1ぴきのカエルが、美しい花を手にしていました。そこへ、ネズミがやってきて、その花をうばいとります。カエルは、仲間とともにネズミに仕返しをしました。すると今度はネズミが仲間を呼んできて、争いは果てしなく続いたのです……。ほのぼのとした始まりとは対照的に、最後にはぎょっとするような結末がおとずれるこの絵本。なぜ争いはおこるのか、どうして争いはやまないのか、最後に何がのこされるのか……。文字をいっさい使わず絵だけで描かれていますが、心に強く訴えかける作品です。
内容説明
1ぴきのカエルが、1本の美しい花を手にしていました。そこへ1ぴきのネズミがやってきてその花をうばいました。なぜ?次に、2ひきのカエルがくわわってネズミを追いはらい、手あたりしだいに花をつみはじめました。なぜ?すると今度は、ネズミたちがもっとひどい暴力で仕返しをしました。そして、あらそいは続いたのです―。本書は、子どもたちや、すべての大人たちにさまざまな疑問をなげかける、文字のない絵本です。なぜあらそいはおこるのか、なぜあらそいはやまないのか、そして最後に何が残るのか、考えてみてください。1996年ベルギー児童図書評論賞。
著者等紹介
ポポフ,ニコライ[Popov,Nikolai]
1938年ロシアのサラトフに生まれる。外科医の父から絵を描くことを、母から音楽や詩に親しむことを教わる。10代半ばから本格的に絵画を学び始め、1962年モスクワ印刷大学を卒業。1964年より国内外の文学作品のライストで活躍する。1975年『ロビンソン・クルーソー』さし絵でBIB世界絵本原画展グランプリを受賞。本書は1996年ベルギー児童図書評論賞に選ばれている
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感想・レビュー
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やすらぎ
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紫綺
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けんとまん1007