出版社内容情報
水を司る竜、火を吐き空を飛ぶ竜、人をさらい、財宝の山に埋もれて眠る竜…。いつの世も人々は竜を畏れ、またその得体の知れない魅力に引きつけられてきました。インド、ギリシャ、イギリス、北欧、中国など世界各地の神話と民話から集めた竜の伝説を、デイヴィッド・パーシィズが語り、ウエイン・アンダースンが彩ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
71
世界中に伝えられる〈ドラゴン〉の伝説をまとめた本。インド、ギリシャ、イギリス、フランス、スウェーデン、アフリカ、中国……。日本では古事記からヤマタノオロチ伝説を収録。西洋では、竜は美女(大抵はやんごとなき身分の人)を拐い、最後は英雄や聖者に倒されるというのが、物語の原型になっている。スサノオとヤマタノオロチ、ヘラクレスとヒドラの物語など、遠く離れた地域で細部までよく似た伝説が残されているのに驚く。ウエイン・アンダースン氏が描く竜の絵は、物語まで手がけた『ドラゴン』に比べると恐ろしい。2000年6月初版。2015/03/20
小夜風
23
【図書館】ウエイン・アンダースンの描く竜に惹かれて…。世界各地に残る英雄神話や伝説、民話を集め、異国の竜の物語をたっぷりと堪能出来ました♪どの時代でも、そして世界のどの国でも語り継がれている竜の物語。その姿形は様々ですが、でもどれもよく似かよっています。不思議ですね。昔の人たちが見た竜とはいったい何だったのか…やはり竜は確かにいたのではないか…うっとりと思いを馳せてしまいました♪2014/07/18
花林糖
12
(図書館本)世界各地の神話・民話などに伝わるドラゴンの物語集。ウエイン・アンダースンの竜(ドラゴン)がとても素晴らしい。2015/10/30
pocco@灯れ松明の火
7
ドラゴン・竜などの世界各地に記された物語集。4000年前のバビロン・3200年前のインド・古代ギリシャ・北欧・トルコ・イギリス・中国。神話や伝説の中の竜の姿は違い、火や水の守り神であったり、剣で殺されて呪いが掛かったり。想像の生き物の姿やまつわる物語が類似していて不思議。2011/11/23
アクア
3
よくRPGとかに出てくるドラゴントゥースウオーリアーってギリシャ神話が最初なんですね。一つ勉強になりました。2012/07/01
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- 和書
- 追跡する数学者 新潮文庫