内容説明
「風来坊シリーズ」の原点 待望の復活版。風のふくまま気のむくまま旅をつづける風来坊。さてこのたび訪れた村はなにやらあわただしいようすで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
64
図書館本：強面で大きな身体。修行もせず、お経も読まない、旅のものぐさ坊主だが、野菜泥棒をしたかわりに木彫りの仏様を置いて来たら、逆に感謝されるほどの「木彫りの風来坊」腹を空かせた彼がたどり着いたのは、困りごとを抱えているらしい村。力を貸す約束でご馳走を用意させ、その内容を聞いてみると･･･？とても手に負えないが、ご馳走はもう食べてしまった。と、野武士の大群相手に、木彫りの腕と度胸で立ち向かう姿が頼もしい。撃退に沸く村人を尻目に、その感謝を受けてしまうと次は何を頼まれるか？と逃げ出す風来坊の人柄がまた良い♪2014/04/05
ツキノ
23
1998年6月発行。「時代活劇絵本」という括り。風来坊の姿、表情がいい。食べ物にありつくため、得意の木彫りを活かす。村の木を下の角度から描いた絵が素晴らしい。トロイの木馬？いやいや、動いたのは仁王様の頭でした。「おれは天下の風来坊」ですってよ。（E48-535）2021/02/08
ひー
11
『風来坊』は山へ村へ修行の旅を続けているお坊さん。村人の悩みに耳を傾け、身に携えてる なた一本で解決に導く。熟練の職人で信義に厚い。アイデアマンで力持ち。皆に頼られ、期待に応え。恩着せがましさは全く無し。人間関係に拘泥しない。私が目指す理想の男。2017/09/02
紅花
9
風来坊シリーズの一番最初が、一番最後に読むことになってしまった。相変わらず、素朴で格好いい！でも、ちょっとおちゃめ。このシリーズもう無いの？と娘。2015/03/28
lovemys
8
飄々としていて格好いいなぁ。旅は続いていくのか。続きも読みたい。2021/12/28
