平凡社新書<br> 箱根駅伝は誰のものか―「国民的行事」の現在地

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平凡社新書
箱根駅伝は誰のものか―「国民的行事」の現在地

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860436
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0275

出版社内容情報

2024年に100回目の開催を迎える箱根駅伝。国民的行事ともいえるほどまでの圧倒的な人気を誇る箱根駅伝にいま、厳しい視線が注がれている。100回の歴史を振り返りつつ、箱根駅伝の現在と未来を元箱根ランナーの著者が分析・展望する。

目次(一部抜粋)
第1章 箱根駅伝の壮大なる歴史
大正時代に始まった箱根駅伝の創成期/箱根駅伝の復活と東京五輪1964/順天堂大学、
日本体育大学、大東文化大学が台頭/1987年にテレビの生放送がスタート など
[インタビュー]伝説の「12人抜き」を披露した古豪のレジェンドエース 服部誠氏(東京農業大学OB)

第2章 箱根駅伝の現在地
新たな風を吹き込んだ青山学院大学/東海大学の大胆強化策とその後の凋落/昨季「駅伝
3冠」を達成した名将・大八木監督がもたらしたもの など
[インタビュー]ゼロからチームを作り、常連校に導いたベテラン監督が語る舞台裏 川崎勇二氏(中央学院大学駅伝部監督)

第3章 箱根駅伝に高速化をもたらしたギアとトレーニング
箱根駅伝は超高速化/ケニア人留学生の増加が高速化に拍車をかけた/厚底カーボンシューズが速い理由/速すぎる厚底カーボンシューズの弊害 など

第4章 箱根駅伝は誰のものなのか
「連合チーム」問題で露呈した関東学連の密室政治/学生スポーツは無償でいいのか/「お金」の問題──収益は一体どこに?/大学の格差問題──予算のある大学は年間2億円近い/月数十万円を受け取る選手たちがいる現実 など
[インタビュー]箱根駅伝の「稼ぎ方」をお教えします 小林至氏(経営学者、桜美林大学教授)

第5章 箱根駅伝の近未来
視聴者の高齢化と「タイパ」を求める若者たち/ほぼすべての出場校に留学生がいる時代が到来する/地方大学の参戦で日本陸上界は活性化する/多様性の時代、男子学生以外の参加もある?/大学間での?移籍?が活発化するか など


酒井政人(さかい まさと)
1977年愛知県生まれ。東京農業大学1年時に出雲駅伝5区、箱根駅伝10区に出場。大学卒業後、スポーツライターとして活動。現在は「月刊陸上競技」「web Sportiva」「Number WEB」「PRESIDNT Online」など様々なメディアで執筆。著書に『ナイキシューズ革命 ?厚底?が世界にかけた魔法』(ポプラ社)、『箱根駅伝 襷をつなぐドラマ』『新・箱根駅伝 5区短縮で変わる勢力図』(ともに角川新書)、『箱根駅伝監督 人とチームを育てる、マネジメント術』(カンゼン)など。

内容説明

2024年に100回目の開催を迎える箱根駅伝。高い志のもとで始まった学生のための駅伝大会は、今や平均視聴率約30%を叩き出す「国民的行事」となった。一方で、加熱する有望学生の争奪戦、やりがい搾取問題、関東学連の“密室政治”や不明瞭な金銭問題など、グレーゾーンの問題点が山積みであるのが現状だ。誰のための、何のための箱根駅伝なのか?元ランナーの著者が現在と未来を分析・展望する。

目次

第1章 箱根駅伝の壮大なる歴史(大正時代に始まった箱根駅伝の創成期;箱根駅伝の復活と東京五輪1964 ほか)
第2章 箱根駅伝の現在地(新たな風を吹き込んだ青山学院大学;東海大学の大胆強化策とその後の凋落 ほか)
第3章 箱根駅伝に高速化をもたらしたギアとトレーニング(箱根駅伝は超高速化;ケニア人留学生の増加が高速化に拍車をかけた ほか)
第4章 箱根駅伝は誰のものなのか(「連合チーム」問題で露呈した関東学連の密室政治;学生スポーツは無償でいいのか ほか)
第5章 箱根駅伝の近未来(視聴者の高齢化と「タイパ」を求める若者たち;ほぼすべての出場校に留学生がいる時代が到来する ほか)

著者等紹介

酒井政人[サカイマサト]
1977年愛知県生まれ。東京農業大学1年時に出雲駅伝5区、箱根駅伝10区に出場。大学卒業後、スポーツライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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旅するランナー

192
東洋大学酒井駅伝監督も思い切った本を出したもんだなと思っていたら、別の酒井さんでした。自分の夢や仲間のために走る清々しさだけではない事情があるのは薄々感じていました。予算のある大学は高気圧酸素ルーム(疲労回復·故障の早期回復)や低圧低酸素ルーム(高地トレーニングの効果)が寮内に完備されていたり、駅伝収益金の配分の不透明さ、高額奨学金を受け取る選手、プロ監督の存在など、お金にまつわる話題が多く語られます。2024/03/23

パトラッシュ

125
甲子園やオリンピックをしのぐ国民的スポーツ行事となった箱根駅伝だが、その実態は生み出される利権に群がった大人たちの欲望と思惑の争う戦場と化している。大学とコーチは自らの名声に、読売グループは新聞やテレビ広告の売り上げ増に、シューズメーカーは技術PRと製品の広告塔にしか興味がない。主催者の関東陸連は好き勝手に動くため法人化を拒み、選手を無視した密室政治で自らの利益極大化に走る。選手も金と名誉に甘やかされて搾取に気付かず、箱根後の人生はパッとしない。去年までのように楽しく中継を見る気にはなれなくなってしまう。2023/12/30

みなみ

14
他所に行かれて強くなられたら困るから有力大学が選手をたくさん囲い込むというのに闇を感じた。箱根駅伝は誰がなんのためにやっているのか主体がないとのこと。関東学連と日テレでやっている間に肥大化してしまった印象。既に感動の押し売りコンテンツになって久しい箱根駅伝だが、テレビの熱狂のために必要以上にチヤホヤされてセカンドキャリアを描けなくなる選手もいるというのがなんとも……箱根駅伝は好きだが、もっと情報開示して選手に還元したほうがいい等改善点はたくさんあると思った。2024/12/03

harumi

8
正月、家でダラダラと過ごす私にはぴったりな箱根駅伝の生中継。全行程が生中継されるようになったのはそんなに昔ではなく、あの一糸乱れぬ中継がとれほどの人員と費用と経験が必要だったかがよくわかった。ここまで巨大なイベントになると動くお金も巨額になるから様々な弊害が出てくるのは当然といえば当然だと思う。選手を最優先に考えて運営してほしいと誰でも思うだろう。まだ若い彼らの将来を潰してしまわないように。

funkypunkyempty

2
★★★★2025/02/12

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