内容説明
歯の妖精をごぞんじですか?上の歯がぬけると縁の下に、下の歯は屋根の上に…日本ではこんな習慣があります。イギリスでは、トゥース・フェアリー(歯の妖精)が訪ねてくるという言い伝えがあります。妖精は持ってきたお金と歯を取り替えて、家に帰りますが―。その秘密を豊かな想像力で細やかに描いた“文字のない絵本”です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Naomi
24
抜けた歯を枕元に置いて眠るとお金に換わるって、わたしも子どものときに何かで知ってやったことあるなぁ。100円、でも虫歯は50円だったような…(^^;)歯の妖精さんのお話、文字はなく絵だけのストーリーです。細かく、丁寧に描かれています。2016/03/09
gtn
10
確かにこう考えなければ、妖精がコインを持っている説明がつかない。2020/12/25
寧々子
8
英国では抜けた乳歯をまくらの下に隠しておくと歯の妖精が来て、コインと交換してくれる言い伝えがあるそうです。 その言い伝えを元に文字ではなく絵だけで表現した絵本です。 抜けた歯を得るためにトゥース・フェアリーは、けっこう大変なんです~ 交換するコインを用意するだけで一苦労なんです! 長い階段を下りた先での作業は妖精なのに肉体労働ですもんねぇ。 女の子を起こさないようにまくらの下から、歯の入った箱を引っ張り出したり戻すのも一苦労! やっと交換した歯を何に使うのかと思えば・・・ちょっと驚かされました~2015/05/29
遠い日
7
ピーター・コリントンの字のない絵本が大好き。トゥース・フェアリーの勤勉な働きが健気でかわいい。抜けた歯の代わりに置かれるコインは、実はこうやって作られていたんだなぁとくすくす。そして、抜けた歯もちゃんと役に立っていたのだとびっくり。楽しいお話でした。2017/05/18
nyanco
6
イギリスでは、抜けた歯を小箱に入れて枕の下に置いておくと妖精が来てコインと交換していく…という風習があるらしく、これはそんなお話。天使が持ってくるお金は、どうやって手にしているか…の部分も、とても意外で、そこまでして歯をいったい何に使うの!?という疑問にもちゃんと答えてくれる。妖精とって歯はとても貴重なものなんですねw 花冠に白いドレス姿の妖精が働く姿がなかなか凄い。着替えなくて大丈夫?って思っちゃうほどです。彼女の工房もなかなか見事で、これは男の子にも充分楽しんでもらえる本だと思います。2011/01/30




