内容説明
第13回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
バイオリン奏者の達也は海外生活、ある日おじいちゃんが倒れたと日本から連絡があり、すぐに帰国します。両親を早くに亡くした達也はおじいちゃんに育てられ、音大の費用も留学の費用も出してもらっていたのでした。おじいちゃんは大切なりんご畑を売って。りんご畑で達也のバイオリンを聞きたいというおじいちゃんに…。2021/02/08
kenbo
5
ないちゃった。2010/01/20
ねこ
4
「ニッサン童話グランプリ」作品。横尾智子さんの乾いたタッチの絵がぴったりあっている。ただ残念なのは絵と文が重複していること。絵が語っている部分は文章を削ったほうが、あるいはその逆でも。大賞受賞後に絵本化されるから仕方がないのだと思うけれど、残念。2018/04/07
とりじまカラス
3
海外へ留学しバイオリンを学んでいた青年が主人公。 冒頭から育ての祖父が倒れたという 、ショッキングな電話から物語がつむがれます、 日本行きの便が終わった後でも構わず空港に行き、そのままロビーのイスで寝るシーンから、すでに主人公の祖父に対する想いが伝わってきます。 『なぜタイトルをこんな読みにくくしたのか?』その理由が判明する後半の展開にはグッときました。 審査員の指摘通り古くて難しい漢字が使われているのが何点ですが、それを補うほどのすばらしいストーリーでした。2020/10/23
とりじまカラス
3
2019年初読書です。 グッと胸にくる作品です。 タイトルの意味がわかると「これはズルい」と思わずつぶやいてしまいました。 おじいちゃんの優しさが胸にしみました。2019/01/04
-
- 和書
- 岩野泡鳴全集 〈第3巻〉