氷の海とアザラシのランプ―カールーク号北極探検記

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784892385766
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

1913年、カナダの北極探検隊をのせた捕鯨船カールーク号が、北極の氷の海にとじこめられた。乗組員は船長と船員、科学者、探検家など26人、1匹の猫と40頭の犬、それにふたりの小さな女の子をつれたイヌピアク族の家族だった。やがて船は沈み、冷たい氷の上にとり残された人々は励まし合い、助け合いながら、寒さと飢えと闇にたちむかう。作者マーティンが「ぜひ子どもたちに伝えたい」と語る、感動の実話です。

内容説明

1913年、カナダの北極探検隊をのせた捕鯨船カールーク号が、北極海の氷の海にとじこめられた。乗組員は船長と船員、科学者、探検家、1ぴきの猫と40頭のそり犬、それにふたりの小さな女の子をつれたイヌピアク族の猟師の家族だった。はげましあい、たすけあいながら、人々は寒さと飢えと闇にたちむかう…。

著者等紹介

マーティン,ジャクリーン・ブリッグズ[マーティン,ジャクリーンブリッグズ][Martin,Jacqueline Briggs]
The Snowflake Bentleyが1999年コールデコット賞を受賞。日本語版は『雪の写真家ベントレー』(絵/メアリー・アゼアリアン、BL出版刊)。アイオワ州マウント・バーノン在住

クロムス,ベス[クロムス,ベス][Krommes,Beth]
スクラッチボードと水彩絵具を用いた印象的な絵で注目を集めるイラストレーター。北方民族、イヌイットの装飾美術に魅せられ、研究している。ニューハンプシャー州ピーターバラ在住

千葉茂樹[チバシゲキ]
国際基督教大学卒業。児童書の編集に携わったのち、現在は北海道当別町で翻訳者として活躍中。おもな訳書に『ちいさな労働者』(あすなろ書房/産経児童出版文化賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

七月せら

18
多くの探検家や学者、そしてイヌピアク族の家族を乗せて北極探検に向かった船・カールーク号。しかし船は氷に閉ざされ帰還の目処もつかぬまま、彼らが極寒の地で生き抜く日々を描いた絵本。智恵と勇気をもって自然の厳しさと戦いながらも、楽しむべき時はしっかりと楽しむ人々の生活に心打たれます。イヌピアク族の家族の団欒、遠い故郷で帰りを待つおばあちゃんがくれたアザラシのランプがとても温かい。2020/10/11

mntmt

15
とても興味深く読みました。北極の氷の上に閉じ込めらた人たちのサバイバル。極寒の中を生き抜くノウハウを知っていたイヌピア族の家族が共にいたから、助かったんだろうな。1番最後のページに助かった人たちの写真があって、本当に実話なんだと胸を打たれました。話を描いている版画も見事で、手元に置いておきたい一冊です。2015/05/06

Cinejazz

12
〝1913年夏、カナダの北極探検隊を乗せた「捕鯨船カール-ク号」が、北極海の氷の海に閉じ込められた。乗組員は船長と船員、科学者、探検家、1匹の猫と40頭の橇犬、二人の小さな女の子を連れたイヌピアク族の猟師の家族だった...人々は励まし合い、助け合いながら、氷の海に囲まれた極限の北極圏で、寒さと飢えと闇に立ち向かう・・・〟実話をもとに描かれた雄大で勇気ある人々の物語。 巻末掲載の「救出された生存者たち」の写真を見て、震える感動を覚えた。2023/04/16

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

10
子育てと絵本の講演会 北極海探検に出発した船が氷に閉ざされ、寒さと飢えで多くの隊員が行方不明になり、イヌピアク族の4人家族(父・母・8歳と2歳の女の子)と12にんだけが助かります…。<人生の使い方を考える>2014/06/09

れい

6
【図書館】普通だったら絶望してしまうような状況でも、この家族は雪の中で暮らしてきたので、そこで生き抜く術を持っていた。残してきたおばあちゃんのことは心配だっただろうけど、勇敢な子どもたちだ。船長もちゃんとその役目を果たして戻ってきてよかった!珍しい救出劇。ほとんどの人が助かる。2025/02/20

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