出版社内容情報
セレスティーヌのためにアーネストがつくったテント小屋。ところが、その小屋に知らない人がすみついてしまい、セレスティーヌは……。寛容なアーネストと、世話女房ぶりを発揮するセレスティーヌとの心あたたまる物語。
内容説明
セレスティーヌのために建てられた小屋に見知らぬひとがすみついて…。
著者等紹介
バンサン,ガブリエル[バンサン,ガブリエル][Vincent,Gabrielle]
ベルギーのブリュッセルに生まれる。ブリュッセルの美術学校で絵画を学び、以後長期にわたりデッサンに専念した。彼女の絵の最大の特長である線描の確かさは、そのたまものである。「くまのアーネストおじさん」シリーズは各国で高い評価を受け、世界10数カ国で出版されている。2000年9月ブリュッセルにて永眠
もりひさし[モリヒサシ]
本名、森久保仙太郎。絵本作家、絵本研究家、日本児童文学者協会名誉会員。また、白秋系歌人として活躍
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感想・レビュー
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アナクマ
24
クマおじさんとネズミ娘? ふたりで作った小屋に侵入者が。セレスティーヌはパニックに。「いや!もうおわりよ。だれかが わたしたちのこやに はいって、わたしたちの たべものを たべてしまうのよ」まあ怖い。◉その後の心の機微が追いづらい展開とセリフに感じたのですが、「くつの なかじきを もってきてください。サイズは26です」という〈やどなし〉を受け入れたもよう。なんといういたわりと友愛…。私は行間を読みきれていないようで、自分の読解力不足が怖くなりました。◉ベルギーの著者、全19巻の18話目。原著99年刊。2023/08/06
陽子
23
アーネストとセレスティーヌが建てたテント小屋。夏の間の別荘を夢みていたのに、「やどなし」と名乗る手紙の主に小屋を占拠されてしまう。しかし、怒りもせず追い出そうともしないアーネスト。メモのやりとりをしながら次第に距離が縮まる両者。やどなしが退去するまで、アーネストとやどなしは顔を合わせる事がなかったけれど、伝わる善意と伝えられた感謝の心。やどなしが与えられたものは「やど」だけではなく、温かい心と励ましによる希望、活力だったのかもしれない。不思議な切り口から始まるお話が多いが、読みたくなるシリーズ。2020/02/09
海(カイ)
17
【図書館で】アーネストはいつも優しい。セレスティーヌもかわいい。2018/01/05
AN
6
基本的にセレスティーヌはアーネストに依存しています。子どもだから当たり前なのですが、それを危惧したアーネストなりの社会への関わりを教えたエピソードだったのではないでしょうか。 珍しく二人の気持ちが()で書かれていて、セレスティーヌの成長を見守るアーネストの心情、いつもと違うアーネストのふるまいに戸惑うセレスティーヌの気持ちがわかります。 人との関わりで子どもは成長する。やどなしさんの手紙に胸をいっぱいにする二人に、こちらも胸いっぱいです。2012/07/07
がる
6
くまのアーネストおじさん⑱ 子供って秘密基地みたいな狭い空間好きだものね。2011/04/17
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