目次
カラー 作品1
土門拳作品
カラー 作品2
モノクロ 作品3
細い目をしたドン・ジュアン
写真・藤田アルバム
その彼女たち『写真』
その彼女たち『記録』
カラー レオナルド・フジタの晩年と作品
モノクロ 藤田嗣治の手紙〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハイランド
72
世界で最も成功した日本人画家でありながら、戦後国策画家たちの戦争責任を一手に負わされて、日本から追放されるように『絵かきは絵のことだけ考えてください』という言葉を残し日本を離れ、二度と故国の土を踏まなかった画家。西洋美術館に、日本人で唯一人作品を展示される画家でもある。藤田と同時代を生きた人々の言葉から藤田の実像が浮かび上がってくる。非常に女にもてた人でもあるが、女性の扱いがパリの女性たちにぴったり合ったのね。うん、羨ましい。土門拳の撮影した藤田の姿は力強い。毀誉褒貶の多い人物だが、その作品は素晴らしい。2020/03/01
九月猫
10
「猫」に特化してそうなタイトルを選んで読む&鑑賞のフジタ本3冊目。なんだけど、この本、猫度は低い。「女」と「モンパルナス」は充分。 交流のあった親しい人たちからの寄稿で、フジタの人となりやそれぞれの時代のエピソードなどは一番充実した内容で満足度は高い。でも「猫」どこー!? 土門拳の写真がとてもいい。“パリの藤田も撮っておきたかった”と語っているが、ほんと、撮っておいてほしかった。見たかった。 元の本が活版印刷だったようで味わいがあって、そこも素敵な一冊。……でも猫(←しつこい笑)2020/04/13
vivi
1
★★★★☆2018/10/13