内容説明
人間が心と体の安定を失いがちな現代社会。そこには暴力・犯罪・事故・病気等の問題が山積されている。自ら外敵を創り出し、内面の不安をかき立て続けている人間達。だが、危険を寄せ付けない強健さを身に付け、肉体と精神の安定を得ることができるのも人間である。心体育道は、人間の2つの危機回避本能を高める護身術である。《表の捌き》は暴力から身を守ろうとする本能を高め、《裏の捌き》は病気から身を守ろうとする本能を高める。自分自身の心と体の調整、それこそ心体育道の真の目的である。
目次
第1部 表の捌き(表の捌き;立ち方;十二式;受けの基本動作 ほか)
第2部 裏の捌き(裏の捌き;呼吸法;食事法;皮膚法 ほか)
著者等紹介
廣原誠[ヒロハラマコト]
1961年7月4日広島県生まれ。1977年、極真会館芦原道場に入門。1984年より芦原会館指導員になり、東京本部にて3年間指導。1987年、渡米。同年、コロラド州デンバーで全米サバキチャレンジの前身、カラテチャレンジに出場し、重量級で優勝。その後、芦原会館ロサンゼルス支部を開設。翌年全米サバキチャレンジに再び出場し重量級で2連覇するが、次第に試合の枠の中で行う捌きに限界と矛盾を感じ始め、選手としての活動を中止。以来自分の中にあった、無理、無駄、隙を生ずる動きを一切捨て去り、心体育道を生み出す(1993年)。1995年帰国。同年、芦原会館を退会し、広島に道場を開設。自ら設立した心体育道の普及に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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