内容説明
言語の論理性に基盤をおいた、西洋文化が限界を迎えた現代社会。その限界を打開して未来への指針を与えるのが、世界最高峰の極みにある空手の心身思想と操作なのだ。武術としての沖縄空手(首里手)再興の祖である「21世紀の武士・新垣」が、全世界に問う沖縄空手の心身並列操作。
目次
第1章 古伝の突きとは何か―手打ちの突き
第2章 後(クシ)とは何か―運動エネルギーの一始点
第3章 ナイファンチで得る重さ―ナイファンチの手技
第4章 虚実の「実(ジツ)」―真理の探究
第5章 次元の変化―四次元を一次元へ
第6章 論理的思考とは何か―直列的思考方法
第7章 武道的思考とは何か―並列的思考方法
第8章 文化の激突―東と西
著者等紹介
新垣清[アラカキキヨシ]
1954年10月17日、沖縄県那覇市生まれ。若くして長嶺将真十段の松林流に入門。その傍ら多くの沖縄空手界の重鎮、長老の下へと通い、古伝の沖縄空手、古武道を習得する。1977年に渡米し、翌年にはフルコンタクト空手も導入。1981年に、ユタ州ソルトレイク・シティーにおいて沖縄空手道無想会を創始した。自身をはじめとして生徒もフルコンタクト、硬式の全米、世界選手権大会などで、形と組手の部門で数多くのトロフィーを獲得する。現在、米国硬式空手道連盟会長・沖縄空手道無想会最高師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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