内容説明
いやしがたい強烈な喉の渇き―言葉の力をめぐる破天荒で朦朧とした酩酊状態の大演説。ラブレー、ジャリの衣鉢を継ぐ、ユーモアと寓意に満ちた通過儀礼の書、現代に甦る風刺小説、自伝的実験小説の傑作!
著者等紹介
ドーマル,ルネ[ドーマル,ルネ] [Daumal,Ren´e]
1908‐44。フランスの詩人。ランスのリセの同級生ロジェ・ジルベール=ルコント、ロジェ・ヴァイヤンと共に両大戦間のパリで前衛グループ「大いなる賭け」を創立。アンドレ・ブルトンからのシュルレアリスム陣営への合流の誘いには応じず、反=個人主義、反=ドグマ主義、自己放棄と献身による解放の道をめざした。グループの解体後も独自の詩的・形而上的探究をつらぬき、36歳で結核により夭折
谷口亜沙子[タニグチアサコ]
1977年神奈川県に生まれる。パリ第7大学文学博士号取得。現在、獨協大学外国語学部フランス語学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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