内容説明
江戸川乱歩、永井荷風、稲垣足穂、澁澤龍彦、泉鏡花、寺山修司、村山槐多、谷崎潤一郎、中井英夫、夢野久作、三島由紀夫、ジャン・コクトー―本書は著書が愛読してきた１２人に対するオマージュである。
著者等紹介
石塚公昭［イシズカキミアキ］
１９５７東京に生れる。１９７７東京クラフトデザイン研究所陶磁器科卒。１９７７～７９岐阜県瑞浪市、茨城県高萩市にて製陶業に従事。１９８０人形制作を始める。１９９１廃れた写真の古典技法、オイルプリントの制作開始。１９９６人形の写真撮影を始める。１９９６作家・文士シリーズの制作を始める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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紅独歩
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澁澤龍彦、稲垣足穂、夢野久作、中井英夫、寺山修司らの人形を使った写真集。会った事のない文人たちだが「本物よりホンモノっぽい」という感触が伝わってくる。それは作者が各人の内面を愛して製作したからだろう。そういう意味では、柄澤齊の「肖像画シリーズ」と双璧をなす仕事だ。作中、荷風の写真が本物とよく間違えられるとあったが、線路を背景にした寺山がもっともリアルだと思う。2009/11/05
