西洋からの仏教を耕した人―明治維新と宗教、そして増谷文雄博士

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784892192494
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0014

内容説明

「たしかに、制度は形の民主化をなしても、魂の民主化まで及びません。仏教は、日本人の魂の民主化に大きな役割を果たすことができます」―元駐日大使ライシャワー博士のメッセージを、宗教学者増谷文雄博士の業績に見出し、仏教の世界的拡がりと日本の近代化の一つの風景を著した労作。

目次

第1部 明治維新の宗教をたずねて(プロローグ―明治維新について、その一遠景;明治維新と仏教―廃仏毀釈をたずねて;明治維新とキリスト教―浦上キリシタン流配事件をたずねて;明治維新と神道―その尊皇思想の源流をたずねて)
第2部 西洋からの仏教を耕した人々―増谷文雄博士とその業績(プロローグ―「西洋からの仏教」について、その一遠景;増谷文雄博士の近代仏教『阿含経典』について;増谷文雄博士の『仏教とキリスト教の比較研究』について)

著者等紹介

荒木稔恵[アラキトシエ]
1941年東京都生まれ。1964年上智大学文学部史学科西洋史卒業。2年間都内私立中高等学校で歴史教師をつとめ、1969年慶応義塾大学院東洋史研究科に進み、1972年卒業。1973年から74年の1年間米国に創立されたばかり民間の国連大学ダグ・ハマーショルド大学に留学。帰国後財団法人仏教伝道協会に勤務。1982年退職後、家業従事。1993年宗教学者増谷文雄博士の草の根の記念会をつくり、小機関紙「パセーナディとマッリカー」創刊。1999年支援の仏教学者玉城康四郎博士のご他界に伴い、記念会を増谷・玉城博士記念会に改称。現在にいたる。1991年より「慈雲尊者『十善法語』勉強会」、1998年より上智大学恩師主宰の東西霊性交流の瞑想の会々員
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