内容説明
「ダーウィン進化論」の進化―独創的思考と精神の軌跡―を、『種の起源』に至るまでの未刊(当時)のノート、草稿、書簡を中心に克明に分析することによって照射する。科学的探求と学者・ダーウィンについての素晴らしい物語。
目次
第1章 チャールズ・ダーウィン
第2章 砂利道を歩くダーウィン
第3章 ダーウィン進化論の進化:論点、内容および「赤ノート」と「種の転成に関するノート」
第4章 ダーウィン進化論の進化:草稿と著書
第5章 ダーウィン後の進化論
第6章 反キリスト者としてのダーウィン:21世紀における創造論
著者等紹介
エルドリッジ,ナイルズ[エルドリッジ,ナイルズ][Eldredge,Niles]
古生物学者。アメリカ自然史博物館学芸員。1943年生まれ。1969年、コロンビア大学で博士号(Ph.D.)取得。1972年、スティーヴン・ジェイ・グールドとともに、進化論における画期的研究成果と謳われた「断続平衡」説を発表。2009年、ダーウィン生誕200周年、『種の起源』出版150周年にあたって、世界各地―アメリカ自然史博物館(ニューヨーク)、ロンドン自然史博物館、国立科学博物館(東京)等―で開催された「ダーウィン展」のキュレーターを務めた
長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
1952年東京に生まれる。東京大学理学部生物学科卒業後、同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。東京大学理学部助手、早稲田大学政治経済学部教授等を経て、総合研究大学院大学先導科学研究科教授
長谷川寿一[ハセガワトシカズ]
1952年川崎に生まれる。東京大学文学部心理学科卒業後、同大学院人文社会科学研究科博士課程修了。文学博士。東京大学教養学部助手、帝京大学文学部助教授等を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授
相馬雅代[ソウママサヨ]
1978年湘南に生まれる。東京大学教養学部生命・認知科学科卒業後、同大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。日本学術振興会特別研究員を経て、2012年より現在、北海道大学大学院理学研究院准教授。動物の高次認知機能の進化に関する論文多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。