内容説明
われわれは、地球と人類を滅亡から救うために、今、何をなすべきか?地球環境問題のすべて―気候変動・地球温暖化、水、地球資源、生物多様性、消費と成長、汚染、さらに未来的「倫理」まで―に対して、各分野の第一人者が実証的に論述し、かつ解決策を明快に提示する。「21世紀人」必読の書。
目次
第1部 成長の限界はあるのか―人口、資源、エネルギー、発展(どのようにして、また、いつ、私たちは成長の限界を経験するのでしょうか;成長の限界とは何か、そして、いかなる発展がありうるのか ほか)
第2部 万人にとって水とは(水の世界よ、どこへ行く;水資源利用可従性に対する気候変動の影響はどのようなものか ほか)
第3部 危機に瀕する生物多様性(私たちはなぜ生物多様性のことを心配しなければならないか―生態学と倫理学の出会い;世界的な生物多様性の現状 ほか)
第4部 地球の節約―消費を減らし、よりよく生きるには(われわれはエコロジカル・フットプリントを引き下げることができるか;私たちは不必要な消費を減らせるか ほか)
第5部 新しい責任の倫理―自然契約に向かって(人類期における大気化学と気候;地球を全的なものに ほか)
著者等紹介
バンデ,ジェローム[バンデ,ジェローム][Bind´e,J´er^ome]
ユネスコの未来学部の部長を務めるのと同時に、未来協議会の事務局長。ラテン文化アカデミーの創立メンバー、ローマ・クラブ、世界芸術・科学アカデミーのメンバーである。パリ高等師範学校を卒業、大学教授資格を取得、理工科大学で思想史の助教授を務めた
服部英二[ハットリエイジ]
1934年生まれ。京都大学大学院にて文学修士。同博士課程修了。仏政府給費留学生としてパリ大学(ソルボンヌ)博士課程に留学。1973~94年ユネスコ本部勤務・首席広報官、文化担当特別事業部長等を歴任。現在、麗澤大学比較文明文化研究センター客員教授、ユネスコ事務局長官房特別参与、道徳科学研究センター研究主幹・教授
立木教夫[タチキノリオ]
1947年生まれ。国際基督教大学教養学部自然科学科卒業後、米国オハイオ州立ケントステート大学大学院博士課程(物理学)中退。現在、麗澤大学経済学部・麗澤大学大学院国際経済研究科教授、麗澤大学比較文明文化研究センター副センター長、財団法人モラロジー研究所道徳科学研究センター生命環境研究室室長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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