内容説明
宿命のライバル、イングランド女王エリザベスとの対決、快男児ボスウェル伯との恋―権謀術数渦巻く16世紀ヨーロッパを舞台に多彩な登場人物が躍動する大歴史ロマン。
著者等紹介
バード,エリザベス[バード,エリザベス][Byrd,Elizabeth]
20世紀、英国を代表する歴史小説家
大藏雄之助[オオクラユウノスケ]
1931年生まれ。一橋大学大学院修了後、東京放送入社。モスクワ支局長、報道局長を経て退職後、東洋大学教授。異文化研究所代表、杉並区教育委員会、評論家・作家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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viola
4
あ―――もう、お馬鹿さん!としか、言いようがないメアリ・スチュアート。あまりにもエリザベス一世と対極ですよね。ちょっとは彼女を見習ってみれば良かったのに。類書と比べ、イングランドへ逃亡→処刑までの分量がかなり少なめですが、これはこれでいいかなという気がします。ダーンリー卿殺害の解釈は、これまた珍しいものとなっていました。読み出したら止まらない面白さ。訳者による後書も、非常に参考になります。2013/01/27
遊未
3
もう、読んでられない!止めに行きたい!と思ってしまいます。とにかく、あまりに愚かな女性でなまじの美貌で同じことを繰り返しどれだけの人が犠牲になったことか。エリザベス女王も苦労だし、フランス、スペインも。というかこれではどのような身分であっても結婚には失敗したのでは。 ドレスやアクセサリー、小物等が細かく描写されていて時代を思うことができました。2024/09/20