肚―人間の重心 (第2版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784892054648
  • NDC分類 150
  • Cコード C1010

内容説明

心身一如を目指す東洋の智慧の実践を説く世界的名著。

目次

第1章 日本人の生活における肚
第2章 人間一般の意味における肚
第3章 危機的状態にある中心
第4章 修行としての肚
第5章 肚のある人間
回顧と展望

著者等紹介

デュルクハイム,カールフリート[デュルクハイム,カールフリート][D¨urckheim,Karlfried Graf]
ドイツの哲学者、心理学者、心理療法家。1896年、バイエルンの貴族の長男としてミュンヒェンに生まれる。1914年、18歳で第一次世界大戦に志願し、前線で4年間従軍。戦後ミュンヒェン大学とキール大学で哲学と心理学を学び、哲学の博士号取得。学者コースを歩んでいたが、母方の祖母がユダヤ人であったため、ナチスによって公職追放された。しかし、学者・文化外交官としての力量を後に外相となるリッペントロップに認められ、1938年、日本に派遣された。いったん帰国後、1940年から1947年まで、戦時中の日本に滞在した。帰国後、坐禅と岡田式静坐法を応用した身体療法施設をドイツ国内に開設した

下程勇吉[シタホドユウキチ]
1904年生まれ。1930年、京都大学文学部哲学科卒業。教育人間学、日本精神史専攻。京都大学文学部教授、京都大学教育学部部長、松蔭女子大学学長、大阪市教育委員長、関西教育学会会長、日本教育学会理事等を歴任。京都大学名誉教授、文学博士。1998年逝去

落合亮一[オチアイリョウイチ]
1931年生まれ。1960年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。ドイツ文学専攻。麗沢大学外国語学部教授を経て、現在、麗沢大学名誉教授

奥野保明[オクノヤスアキ]
1946年生まれ。1975年、東京外国語大学大学院ゲルマン系言語専攻修士課程修了(文学修士)。現在、麗沢大学教授

石村喬[イシムラタカシ]
1944年生まれ。1975年、上智大学大学院文学研究科博士課程修了。ドイツ文学専攻。現在、麗沢大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小島輝彦

2
心に入ってくる感じがした。

デビっちん

2
「姿勢よく、どっしりと、落ち着いて」、「肚」は体の中心であり、心の中心、そして大地の中心であり、誰にでもそなわっているもの。頭に近い「上部」に思考の中心を置くのではなく、「下部」にどっかりとを据えることで、肉体的緊張がなくなるだけでなく、狭い自己から解放される。軸の中の核となる感覚か。何事も中心から動かすことができれば、消費するエネルギーは少なく、ブレが少なくなり、ブレたとしても元の位置に修正することは容易になる。内部領域の気づきを高めて、肚を感じるための呼吸をしてみよう。 2015/03/05

905

1
もっと実践的な内容を期待していたのでちょっと肩すかし。巻末の詳細な解題で事足りるような気がする。2013/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1568721
  • ご注意事項