内容説明
生の核心に迫る!! インドの哲人クリシュナムルティ、物理学者ボーム、精神分析医シャインバークによる「生の全体」を見通す試み。
目次
対話
瞑想とは、意識の中身を空にすることである
葛藤の終焉は、叡智の一形態である至高のエネルギーの集結である
否定から、愛と呼ばれる肯定的なものが生まれる
死―大いなる浄化の作用
巧妙で、しかも自己を存続させない行為
理性と論理だけでは心理を発見できない
叡智―そのなかに完全な安定がある
否定から肯定的なものが生まれる
空間があるから〈空〉と全的な沈黙が存在する
洞察のある精神の状態は、完全に空っぽである
苦しみがあるところでは、とうてい愛することはできない
悲しみは、時間と思考の結果である
死とは何か
その〈空〉はあらゆるエネルギーの集約である
〈私〉が存在しないとき、慈悲心が生まれる
観察者と観察されるものとのあいだの分裂は葛藤のもとである
中身をもつ意識が終焉するとき、まったく別個のものが現れる
明晰さがなければ、技能はきわめて危険なものになる
人はいかにして自分自身を知ることができるか