感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
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オリエント文明(エジプト文明)は、数千年に亘って葬祭文化(ミイラ文化)が定着していた文化である。死者を弔うという一点で社会基盤が成り立ち、王(ファラオ)から農民にいたるまでが、すべてこの一転に集約される。葬祭のための商売(ミイラ職人、神殿・ピラミッド建設など)、葬祭のための官僚組織(太陽神ラー、アテン神など)が厳格に取り決められている。よって葬祭における形式・格式、手順・方法にいたるまで、緻密なまでに取り決められているのだ。本書に登場する魔術とは、そうした葬祭儀式において取り決められた詩文のことである。2014/01/11
Hiro Iwatani
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エジプト人は人の運命は生まれる前に決まっていて、人はそれを変えるいかなる力も持っていないと信じていたが、賢人達は、出生の月日と、その時点の天体と星の位置がわかれば、その運命を告げることができると公言した。2016/12/07