出版社内容情報
用無しの少年・少女の奮闘記4巻!
内容説明
コッツ領とヴォイド領を自領に併合したラムゼイ・バートレット。自領が広がったと言えば聞こえがいいが、実はそんなことはなく、人手が足りずに広がりすぎた領地を統治するのに大忙し。見込みが低い税収を補うため、宝くじを売り出すとこれが大ヒット。内戦の足音が聞こえる中、何とか内政と防備を整えていく。そんな彼のもとに、かつての仲間たちが現れる。しかし、その姿は見るも無残な様子で―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
6
領民の幸せを思いながら、他領の生活を脅かす主人公。そして、自分で鍛えた孤児たちが平気で村人を殺す様子に胸を痛める帝国の諜報員。露悪的な調子でもなく、綺麗ではないことまでしっかり描いているので、気分良く読み進むという感じではありませんが、読み応えがありました。有力者たちに主人公が献策しても採用されないとかも、転生チートの快進撃とは違ってありきたり感が薄くなって、その分作品の印象を強めてくれる気がします。次は、もう何冊か出るのを待ってまたまとめて読みたいお話です。2024/10/09
菊地
3
過酷な環境なため味方が死ぬことが多いので、全ての戦死にドラマを作るのが難しいのは分かるにしても、もうちょっと味方の死に情緒を込めて描いた方がいいんじゃないかなぁ、と思うことが割とあった。 うーん、嫌いなシリーズじゃないんだけど、感情の描写のディテールで気になることは多い。2023/05/12
-
- 和書
- 英単語クリティカル+