内容説明
チート能力を与えられて猫の姿で異世界に転生した根来海人。彼はお腹を空かせていたところを貴族の令嬢―クラリスに拾われ、ルークという名でペットとして飼われることに。猫らしく怠惰に暮らしたいルークだが、過去に食べたことがあるものを再現できる『コピーキャット』の能力で野菜やスイーツを作り出したり、神様と交信したりして、周囲を大騒がせ!三食昼寝付きの生活を目指して、猫の姿で異世界を満喫していく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
18
異世界転生、しかも猫。獣人ではなく、ただの猫、ただし二足歩行して言葉を喋る、そのうえ謎の魔法を使いまくるという愉快な猫生活。うまいことすれば天下を取ることができるだろうけど、そんなこと考えもしないのが猫です。この猫が出してくるスウィーツが、どれもとんでもなくおいしそうなので、読むとケーキ屋に走りたくなります。この巻が、胸がうわぁーと熱くなる場面で幕を下ろすので、ぜひこの続きが読みたいです。続きを!2021/09/11
alleine05
7
主人公が猫になってという設定のわりには全然猫らしい生態になっていなくて、ただ単に猫のガワをかぶっているだけ状態だったのが残念。そりゃ猫らしい生態だったら話を進めにくいだろうし、猫好きの読者から見ても、猫を愛でるのと、猫の視点から物語を楽しむのとではワケが違うだろうからこれでいいのだろうけど。また、まだ一巻目ということでそれほど話が進まなかったのが少々もの足りなく感じられた。あと魔導士なんていうわりには魔法というよりも物質変換でなんだか期待していたのとは方向性が違っていた気が。2022/09/24
hisa_NAO
6
なろう系転生モノ、俺TUEEE。美少女成分アリ。なのですが、猫です。 「ファンタジー世界で、チートな猫さんがお貴族様のペットとしてスイーツをバラまきつつ、トマト様の下僕としてほのぼのと無双をかますお話です。」と著者による紹介文。 猫スキーには堪らない一冊。2021/10/11
ちゃか
5
猫を助けて死んだ主人公は、異世界に転生させてもらえることに。 ……しかし本当は猫が死ぬハズで、作者さんが「猫神信仰研究会」さんですからね。猫優遇されているというか、動物推しの超越者さんが来て、「人間如きが余計なことをしやがって……でも猫を助けた心意気は良し」と猫の姿で転生出来ますよ、と提案してくれることに。 それを選ばない場合、あなたの精神は虚無に飲まれて消えるだけですとまで言われたらそりゃ猫姿でも転生を選びますよね……。 2022/12/05
菊地
2
ストーリーライン自体は異世界転生チートものなんだけど、主人公を「猫(魔導師)」にしたのが勝利の鍵だった。イラストが良かったのもあるけど、猫が可愛い。猫を可愛がる美少女も可愛い。なんかもう猫ってだけで満足度が跳ね上がりましたね。猫最高。2021/11/30