内容説明
日本から異世界のマデューク王国に転生した少年・ラムゼイ。貴族として生まれたものの、家を継げない三男という立場から不毛の領地だけを与えられた彼は、同じく家を継げないような少年たち―宿屋の四男、木こりの末っ子、農家の五男、大工の次男らと一緒に村を出て新たな村を開拓していくことに。転生してもチートはないラムゼイは、仲間たちと一緒に平和に暮らそうとするのだが、様々な苦難が襲ってくる…。第8回ネット小説大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
6
領地経営シミュレーションゲームかな。何もない未開拓地で家を建てたり畑を作ったりで困難な道のりのはずなのに、読んでいるといたって順調に進んでいる印象。栽培が失敗するとかないのが不思議。その代わり、兄弟が焼き討ちに来るとか攻め込んで来るとかのピンチはあったけど。なんだかんだで領地も拡大したし、このまま発展していくのでしょうか。まとめ買いしたので先に進みます。 2024/10/02
菊地
4
成り上がり戦記ものとしてはそう悪い出来じゃなかったけど、人を殺すこと・人を陥れて利用することにまるで躊躇しない「現代的感性」から外れた主人公の性格や、「現代知識チート」を使う訳でもない展開を見る限り、「転生者」にした意味を感じられなかった。 今後は「転生者要素」が生きてくるのかもしれないけど、本巻だけ見る限りでは「少し変わりもので早熟な主人公」くらいのキャラ造形をしていれば、転生者にする必要は無かった気がしますね。2021/12/01
KUU
2
イクサはあったが、おおむねスローライフしてる。まぁ、キナ臭いので今後村運営どころじゃないだろうが。 文章は少々拙いが、まぁ2023/07/01
トルネードG&T
1
漫画の方の1~2を読んで予習したので書籍版に突入。漫画1,2巻の内容は本書前半部分に当たります。なので漫画が4巻まで出ると1巻の内容が完結ですね。漫画で読んだ前半部は開墾編、後半部は独立戦争と、領地経営作品の王道ストーリー(含む開拓ゲーム)の一つの流れに沿って話が進みます。こうなってくると後はどんどん国力を増強して生産設備と生産物の種類を増やして人口増加……ということになるのですが、このメインの流れは抑えつつ小説としてちゃんとストーリーの展開もあるというのがこの手の作品が人気になる理由なのかもしれません。2023/09/28
suzueionsen
1
転生モノだけど、珍しく魔法とかチートがない。最初から作物が豊作とか、自領の死者がでない戦争とか、紆余曲折がなく順調すぎでリアリティ感は薄い。2023/01/08
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- 和書
- 父の島 (新装版)