内容説明
平凡な人生を送っていたはずの少女ハルの前に現れたドラニアス帝国の竜騎士クロナギ。クロナギからドラニアス帝国の唯一の帝位継承者であることを告げられたハルは、突然訪れた人生の転機を受け入れることができずにいたが、皇帝になるためではなくジジリアの森で出会った小竜のラッチを故郷に帰すという目的のためにドラニアスを目指すこととなる。クロナギの邪魔をすべく追ってきた三人の竜騎士との出会い、トチェッカでの魔賊討伐を経て一行はラマーンへと向かっていたのだが、道中ハルが風邪で倒れてしまう…。未発表エピソード収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
梅みかん
7
どんなときでも、ハルの心に一番に浮かぶのは、いつの間にかクロナギになってる。ハルの心にはクロナギやアナリアたちを受け入れてもまだ余裕があるっていう表現が好き。 ハルと全く違うようで、似てる境遇のルカと出会って、竜人の状況を知って、ハルの心に変化が。2025/03/25
ミグ
5
ついにハルが皇帝になる決意を。頼もしい。竜人たちをよろしく頼みます。あまり泥だらけにならずに帝位につけると良いのだけれど、、2020/05/14
kinta
2
ハルさんや、もう少し人間らしい切迫感やら猜疑心やらもとうや、という気にもなる敵地潜入。匿われているルカと出会うことで自分の竜たちへの気持ちも変化していく過程が14歳という年齢に無理がない。自分ができることを精いっぱいという背伸びをしない姿勢は竜の姿勢なのか。2022/07/15
浮草
1
なろうサイトにて2022/11/23
天鈴
1
小さなドラゴンをつれて、竜騎士四人との里帰り旅はあいかわらず波乱万丈に進んでいます。竜騎士の個性とかも出てきたり国が絡む話が出てきたり、ウェヴ版も読んでますが真ん中の話といった感じですね。ここから最終章に向けて盛り上がるはず……相変わらず主人公がのんびりだからなぁ。2017/10/20