桜ノ杜ぶんこ 巡る天使の走馬燈

宮村 優【著】

一二三書房（2013/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 327p／高さ 15cm
• 商品コード 9784891992118
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

走馬燈―死の間際に見るという記憶の断片。その正体は、天界走馬燈編集部に所属する天使たちが、作り上げた人生の記録集。彼らは死が間近な人間の記憶にアクセスし、編集し、１つの作品として作り上げるのが仕事。そして、死の間際に脳内で再生し、対象者が己の人生を振り返りつつ、死を迎える事を自覚させるのが役目。これは、天界走馬燈編集部で働く天使の物語。

著者等紹介

宮村優［ミヤムラユウ］
ラノベにボイスドラマの脚本、ゲームのシナリオ作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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半分まで。辺境も辺境まで来ると、ラノベでもこんな作品があるのか、と秘境駅観光にでも来たつもりで読んだ。中身はラノベじゃなくて児童書に近い？　短編集なのだが、短編は何よりもネタが命なのに、どの話もかなりアリキタリな（そしてやや昭和臭のする）人情話風なので面白いかと言われると……。全体を統べる牽引力も、例えば主人公が借金を後どれくらいで返さないとヤバイ、とかクッキリした要素がないのでページをめくるモチベーションが保てない。

2013/12/16