内容説明
アナ・スイ、ミウッチャ・プラダ、ジョン・ガリアーノ、ヘルムート・ラング…。多くの人々に影響を与え、20世紀モードを創りあげた天才デザイナー、イヴ・サンローラン。彼の華麗なるキャリアと、苦悩にみちた私生活のすべて。20世紀ファッション史の全貌。
目次
オランから来た少年―1936‐1955
ディオールの後継者―1955‐1957
トラペーズに乗って―1957‐1960
クラブの10―1960‐1962
成功の香り―1963‐1965
左岸に―1965‐1966
ゴージャスなヒッピー―1967‐1968
美しき者と堕ちたる者―1968‐1971
一時代の終わり―1971‐1972
新たなる展開―1973‐1976〔ほか〕
著者等紹介
ローソーン,アリス[Rawsthorn,Alice]
1958年、マンチェスターに生まれる。ケンブリッジ大学で美術史と建築史をおさめたのち、「ファイナンシャル・タイムズ」紙の記者として、ファッション、デザイン、文学、映画、音楽関係の記事を書く。現在、ロンドンのデザイン美術館と、英国デザイン協議会で評議員を務める
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へへろ~本舗
9
映画「イヴ・サンローラン」を観て興味をもって読書。彼の成功はピエール・ベルジェなくしてはなかったろう。恋人として、父親として、保護者として、そしてビジネスパートナーとして50年近くそばにいてイヴを護り続けたベルジェ。イヴもすっかり依存していたが、心の中に潜む孤独やプレッシャーからは逃れられず、アルコールや薬に走ってしまう。1958年に出会い2008年のイヴの死まで共にいた二人にホッとすると共に、イヴの持っていた孤独に強く惹かれる。2015/01/21
若黎
7
図書館本。イブ・サンローランという人物がどういう人か知りたくて読んでみた。 他人への依存度が高すぎる。ピエールが居なかったら、サンローランブランドの成功と持続はなかったんじゃないか、というくらい守られていた。みたことあるデザイナー、モデル、ファッションエディターの名前もたくさん出てきて、面白かったけど、2段組の単行本は、ちょっと読みづらかったなあ。 で、そのあとネットで調べて、イブの引退とともにオートクチュールメゾンが閉鎖されていたことを知る。 次はカール・ラガーフェルドも読んでみたいな。2023/10/08
MM
5
これ読むと、毎日服選ぶとき「たかが服」とか絶対思わなくなるよ!2014/02/14
kiri
1
105ページまで読了時間ができたら続きを読みたい!ココシャネルの伝記を最近読んだため、時代背景が重なっていて読みやすかった。アフリカ生まれなの初知りでした!あと同性愛者だったことも。良くも悪くも周りから影響を受け続けた天才。好きなものを仕事にすると、時としてすごく不幸せになるのでは。と思った。2023/11/12
海戸 波斗
0
翻訳本にギブアップ。カタカナでおなか一杯。喝采と孤独の間での副題がついてるんだけど、孤独?帝王ゆえに?212ページの大御所イヴまで頑張ったけど孤独風には感じられないけど感性の違いカナ?パートナーのピエールが独白の回想をする映画を見て、ハンサムなピエールニネがイヴに扮する映画を見た。フランスって感じ。蔦屋って感じ悪い。苦しんで滅びろと私が八犬伝しなくても落日はもうすぐだ。ざまあ2017/08/01