内容説明
南国の元気野菜、滋味たっぷりの豚肉、体にやさしい食べ方の工夫…。4人の沖縄女性料理人から教わる“今”の沖縄料理。食にまつわるおいしい話&情報編では、ウチナーの台所・マチグヮー(市場)、愛しの泡盛、沖縄のやちむん(焼物)の魅力、沖縄すば、おすすめレストラン&スポット22軒を紹介。
目次
1 家庭料理・アンマーの味(沖縄本島アンマー料理(ゴーヤーチャンプルー;ナーベーラーンブシー ほか)
八重山アンマー料理(チンキンドーフ;ジーマミ汁 ほか))
2 ニューニューオキナワンフード(タコス味ゴーヤーチャーハン;タコライス ほか)
3 庶民派・食堂の味(ソーキ汁;ポークたまご ほか)
著者等紹介
岩谷雪美[イワヤユキミ]
東京生まれ。エディター&ライター。旅・食・住を主なテーマとし、あふれる好奇心をもって取材・執筆を重ねている。なかでも“食”への探究心は強く、アジア各国や沖縄をはじめ国内外の食べ歩きルポ多数。出会った人々(料理人)などをとおして垣間見える、それぞれの土地の食文化に深い興味を抱いている。また自らも料理作りを研究・実践しており、オリジナルレシピはスタイリングと合わせて雑誌での記載あり。その他、女性誌、旅行雑誌、ムック等で食に関する記事を多く手がける
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感想・レビュー
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TORUMA
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店持ちの4人の女性料理人から聞き書きした沖縄料理レシピ集。内容は概ね、沖縄料理本に頻出の定番料理、食堂の沖縄料理(煮付け、タコライス、ちゃんぽん等)、八重山郷土料理の3つのカテゴリに分けられる。これらのうち、食堂の沖縄料理は、料理学校の先生が著する体系的な琉球料理の本にはほとんど収録されることがないメニューであるため、実際の食堂料理人の”権威”つきのレシピが紹介されることは大いに価値があるといえよう。ただ、明確な調理者表記が無いので誰のレシピと断定できないのが残念。頁数の少なさのわりに充実した本である。2020/04/07