内容説明
少女文化、音楽、青少年マンガ、性的メディアをその内容・歴史・データなどあらゆる面から分析し、システム理論によって戦後の若者のコミュニケーションに新たな光をあてる画期的なプロジェクト。
目次
第1章 少女メディアのコミュニケーション
第2章 音楽コミュニケーションの現在
第3章 青少年マンガのコミュニケーション
第4章 性的コミュニケーションの現在
第5章 サブカルチャー神話解体論の地平
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
メルキド出版
10
社会学読書会で「序説」扱うため読む。メディアに表れたコミュニケーションとしての少女マンガ、音楽、宗教の分析をする。それらは学習(モデル)段階、実践(ツール)段階、反省段階の組合せの構造がある。本書のテーゼはサブカルチャー分析は「好きなもの」「浮遊」「退却」「学術」で留まると批判し、みずからの啓蒙を促す。ちなみに私見でTwitter言説の観察すると、本書指摘の「終末論的・黙示録的」な覚悟系と「仏教的・自我論的」な修養系の対立がみえる気がする。さしずめ自分は「陥没した眼差し」の浮遊系だろうか……2024/07/06
pochi
1
1998年 3月11日
aquirax_k
1
アーカイブに自由にアクセス(違法だけど)出来るようになった今、この理論は通用しがたいと思うけど。まぁ面白い。
Da Outreka a.k.a T(eru)
0
15年ほど前に読んだのでほとんど内容は覚えていない。こんな破天荒でカリスマ的な学者がいるんだなあと衝撃的だった。 確か数学を専攻して、社会学に専攻を変えたかった時、数学者のフリをしてろという教授からのアドバイスを守って数学者のフリをしていたというところだけとてもよく覚えている。 間違ってたらすみません。2009/06/26




