内容説明
ピラネージの描いた古代遺跡の版画、エイゼンシュテインのフォトモンタージュ、メイエルホリドのビオメハニカ、未来派の舞台装置、ダダとバウハウス、モスクワの都市計画、ニューヨークのスカイスクレイパー、そしてポストモダン…。イタリアの建築史学者らがラディカルなアヴァンギャルドの相貌を浮かび上がらせ、建築と現代文化の問題の見直しを根底から迫る。
目次
序 歴史という計画=企画
第1部 形象の黙示録(悪しき建築家;アヴァンギャルドの歴史)
第2部 アヴァンギャルドの冒険―キャバレーからメトロポリスまで(「虚像都市」としての舞台;ソヴィエト連邦ベルリン1922;「社会主義都市」に向けて;ニュー・バビロン―黄色い巨人とアメリカニズムの神話;ワイマール・ドイツにおける社会政策と都市)
第3部 ガラス玉演技(閨房建築;ジェファーソンの遺灰)