内容説明
戦後日本の最大のテーマ「団塊世代」。はたして彼らのユートピアはどこにあるのか?あのニューファミリーはどうなったのか?彼らの歴史は、あリあまる情念を向けるべき方向を、ついに見い出しえなかった「迷走」の歴史なのだ。
目次
第1部 ユートピアはどこに?(戦後日本の“ユダヤ人”;団塊共和国を求めて)
第2部 ニューファミリーの現在(クロワッサン主婦は“自立”したか;団塊マザーの“サバーバン・ポリティクス”;アウトドアによる“父の存在証明”;補・多摩ニュータウン団塊世代父親調査)
第3部 “最後の若者”団塊世代の抵抗(『平凡パンチ』から『DAYS』まで;惑いつづける不器用世代;感性第一世代の逆説)