内容説明
後期現代(レイト・モダン)とは何か!?抽象表現主義からポップ、エンヴァイラメント、そして新表現主義まで、第二次大戦後の美術の動向を、互いに照応し合う運動やイズムの織りなす物語をひもといて、簡潔にして均衡のとれた筆緻で解析する、現在進行形の美術史論。過去40年余の視覚芸術の物語を解析するエドワード・L=スミスの待望の一書。
目次
1 後期現代(レイト・モダン)
2 抽象表現主義
3 ヨーロッパの動向
4 ポスト・ペインタリー・アブストラクション
5 ポップ、エンヴァイラメントとハプニング
6 ポップ・アートとキネティック・アート
7従来の彫刻
8 新しい彫刻
9 スーパー・リアリズム
10 多様な選択
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
13
翻訳書、1986年、PARCO出版刊。外国の著者だけに、日本の作品には殆ど取り上げられてません。(例外として草間彌生が有りました。)そして、かなり昔の本なので最新のバスキア、バンクシーなどは当然有りません。大体アメリカ、イギリス、ヨーロッパが中心の人選、ポップアートからジャクソン・ポロック、アンリ・マティス、フランシス・ベーコン、そこから、オップ・アートとキネティック・アートと言う始めて聞く芸術形態、そして、彫刻にも言及し最後にはスーパー・リアリズムそしてコンセプチュアル・アートまで。図版多く助かる。2023/06/10
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