感想・レビュー
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咲
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毛綱毅曠の思想にくらくらする。彼の建てたセンチュリーキャッスルにで熟読。建築は思想。記憶が埋もれ、記憶に埋もれる場。彼の建築が数多くある釧路の「湿原」という環境は,天脈・地脈が交合した、天地のみさかいのつかない形態。いまだ天地にもならない、神話的カオスの場所。「湿原の種子」と呼ばれる湿原展望台の吹抜空間は、原自然の記憶に回帰する胎内潜りの場なのだ!そこには、そう、パスカルのダニ!外部の極大世界(マクロ宇宙)と内部の極小世界(ミクロ宇宙)との変換装置があるのだ!小さき物を潜っていくと無限の広さに戻って来る。2022/01/17
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