感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
12
日本の刑事裁判は実体的真実主義(=客観的事実に合致していなければならない)。アメリカは陪審制で形式的真実主義の色彩が強いとされています。木の葉は水に浮かび、石は沈むはずですが、アメリカでは「沈んだものが石であり、浮かんだものが木の葉である」と考えるとか…。刑事裁判官は「合理的疑い」が残れば無罪にすればいいわけですが、合理的疑いなのか、疑いはあるが合理的疑いとまではいえないものなのか、の区別が相当に微妙なものであるため事実認定の悩みは尽きないそうです。2025/06/08
リョウ
1
久しぶりに読んだ。これくらいの基本的なことは押さえておかなきゃならないんだろうけど、実際の事件に当たってみるとなかなか大変。2011/06/16