内容説明
本巻では、渡辺温の生涯にわたる文業から、主要作品及び単行本未収録作品を中心に小説・随想・映画シナリオ・座談などを収載した。
目次
ラ・メデタ
「影」を慕ひて
オング・セオリー
シネ・シック
まなことづれば
クララ&みさ子
花束にかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちひろ
0
米澤穂信が「米澤屋書店」で著者の「可哀相な姉」を紹介していたので読んでみた。成長という罪、じっとりと絶望してくるような悪の描写、なかなか現代の作家にはない負のエネルギーを感じる。こういうのもミステリなのかと新鮮な気持ちで読む一方で、映画談義には少々ついていけず離脱…。解説は興味深く読んだ。著者は若くして事故死したが、学生時代から多くの作品を残し、また人から可愛がられる性格だったようで同時代の多くの作家が彼の死を悼んでいた。収録されたのはすべて短編ミステリ。著者の長編ミステリも読んでみたかった。2024/09/14
晴
0
城昌幸『怪奇製造人』の巻末で、城昌幸と作風が類似する作家として稲垣足穂と共に名前を挙げられていた人物。古本屋さんで偶然出会い、迷わず買いました。個人的ベストは「嘘」。抜群に面白かった。こんな味わいの作品ならば、もっと読んでみたかった。27年の人生は短すぎる。2019/09/02
-
- 電子書籍
- 私、婚活してるんですけど!?~エリート…
-
- 電子書籍
- アクティブライフ・シリーズ025 全国…