内容説明
パリ・コミューン、文化大革命、五月革命…それらは果たして「敗北」だったのか?コミュニズムの「理念」の復権を試み、その可能性を問う“論争的”状況論。
目次
序章 人は何を敗北と呼ぶのか?
第1章 われわれはいまだに、六八年の五月革命と同じ時代を生きている(六八年五月再考、四十年後;ある始まりについての草稿;この危機はどのような現実にまつわる見せ物なのか?)
第2章 最後の革命?
第3章 パリ・コミューン―政治に関する政治宣言
第4章 コミュニズムの理念
著者等紹介
バディウ,アラン[バディウ,アラン] [Badiou,Alain]
現代フランスを代表する哲学者、作家。1937年、モロッコのラバトに生まれる。パリ第八大学、高等師範学校名誉教授、フランス現代哲学国際研究センター所長
市川崇[イチカワタカシ]
1962年、大阪に生まれる。1997年パリ第七大学博士課程修了。現在、慶応義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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